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良いドレスを求めて三千里

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2010年9月の日記

2010/09/30(木) 略礼服を準礼装に

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 日本では、冠婚葬祭を兼用の略礼服で済ます習慣が定着しています。いわゆるブラックスーツです。でもこの装いは、世界で通用するグローバルスタンダードとは言えません。

 確かにグローバルなフォーマル衣装は黒が基調ですが、形が決まっています。モーニング・テールコート・タキシードなどが定番スタイルです。

 日昼の正礼装は、モーニングコートです。新婦の父親の定番衣装ですね。それ以外の親族・ゲストは、準礼装のディレクターズスーツがふさわしいとされています。

 モーニングとの違いは、上着です。スボンは、モーニングと同じグレーの縦縞のコールパンツを使います。ということは、日本特有のブラックスーツのズボンをコールパンツに穿き替えれば、ディレクターズスーツになるわけです。

 ところが、コールパンツだけ売っている紳士服専門店は、ほとんどないのが実状です。量販店は、上着とセットでないと売ってくれません。海外縫製の量産品だからでしょう。

 そんな事情から、コールパンツだけのレンタルを検討しています。金額が低いから、売上にはあまり貢献しませんが、少しでもフォーマルな装いで、晴れの日を向かえてほしいとの思いからです。

 モーニングのご利用が増えてきたので、コールパンツだけのレンタルを始めると、ローテーションが苦しくなりそうです。別にひと揃え用意してからでないと、支障が出るかもしれませんね。

 現時点では、ご要望があれば…という形でいくしかないでしょう。サイズは豊富に揃えてありますが、ご利用日に空いているかどうかですね。

2010/09/29(水) ブラックタイの活用

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 今月入荷したスカーフタイと蝶ネクタイは、とりあえず販売コーナーに置いてあります。共生地のポケットチーフとセットでも1万円以下ですが、買取られるかたは少ないでしょうね。いずれはレンタル用に下ろす予定です。

 買って後々役に立つのは、ノーマルな黒の蝶ネクタイです。「ブラックタイ」といえば、礼装タキシードを意味します。黒の蝶ネクタイは、フォーマルの代名詞ですね。

 FUGAでは、いまウィングカラー(立ち襟)の白シャツを3,990円で特売中です。ブラックタイは安いものだと千円もしないから、一緒に購入することをお奨めします。1セット持っていれば、フォーマルな席で役に立つこと請け合いです。

 日本国内では、あらたまった席でも略礼服で済ます慣習があります。冠婚葬祭兼用のブラックスーツです。でもこれは日本特有のもので、海外ではただの仕事着にしか見てもらえません。

 そこで登場するのが、立ち襟のシャツと黒の蝶ネクタイです。これで礼装のタキシードに近い装いとなります。ベストかカマーバンドをすれば、もうバッチリですね。

 礼装のタキシードがショールカラー(光沢のあるヘチマ襟)というのは、決まりごとではないそうです。襟の形は、ピークドラベルやノッチラベルでも構わないとされています。

 光沢のある襟(拝絹)は、ローソクの時代に顔を明るく見せるためのなごりです。現代では、拝絹である必要はないでしょう。礼装タキシードの目印は、やはり「ブラックタイ」ですね。それとウイングカラー(立ち襟)のシャツです。

2010/09/28(火) 蝶ネクタイとスカーフタイ

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 8月の京都展で頼んでおいた、蝶ネクタイとスカーフタイが今月仕上がってきました。共生地のポケットチーフとセットです。

 スカーフタイといえば、いままではストールでした。マフラー状の長い布です。首に巻いて使うと、ベストの下まではみ出します。シャツの中に入れ込んで、はみ出ないようにして使います。

 今回入荷したスカーフタイは、タイ専用です。生地も袋縫いで厚みがあります。短めの幅広ネクタイだと思ってもらえばいいでしょう。胸元で膨らませて使うほかに、リングをはめてアスコットタイみたいな使い方もできます。

 蝶ネクタイは、いままでご要望がなかったこともあり、礼装タキシード用のブラックタイが置いてある程度でした。最近では、新作メンズで蝶タイを採用したデザインが増えつつあります。

 試しにいくつか入れてみました。実際に利用されるかどうかは未知数です。いま作ってもらっている新作メンズは、蝶タイ付です。これからは蝶タイが増えるかも?

 蝶タイとくれば、カマーバンドです。礼装タキシードの定番アイテムです。いまはベストとの組み合わせがほとんどですが、蝶タイの利用が増えれば、カマーバンドも利用される可能性があります。

 メーカーには、色物のカマーバンドの導入を考えていると伝えてあります。いまだに提案してこないところをみると、あまり現実味がないと思っているのかもしれません。
 何事もチャレンジしてみないとね。

2010/09/27(月) ホワイトのタキシード

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 FUGAのメンズ衣装は、国内の工房で1着ずつ丁寧に縫製された逸品揃いです。生地とデザインの組み替えなど、細かい要望に対応してくれるのが特徴です。1着ごとのサイズオーダーも可能です。

 二次会でのご利用は、日程が詰まってからのご来店が多いので、サイズオーダーしている時間的な余裕がありません。金額を抑えていることもあって、仮に時間的なゆとりがあっても、新規オーダーは無理ですが…

 ドレスメーカーが作った海外縫製のフロックコートもあります。生地が並品なので、いまは二次会プランだけに提供しています。ご予算の都合で、たまにご利用があります。

 黒のフロックコートだけでは選択肢がないと思い、ホワイトカラーのタキシードを追加しました。1着ごとのサイズオーダーができないメーカーだったので、A体・AB体のS・M・Lを6着まとめて入れました。

 入荷早々、予約が入っています。最近ハヤリのノータックで、スリムタイプのズボンです。試着した感じでは、細身に見えるせいか人気があります。無理して入れて正解でした。

 実は、パーティー用に着丈の短いホワイトタキシードを探していたのですが、実際に入れたのはロングタキシードです。ロングといっても、コートほど長くはないけどね。

 かえって、これがよかったみたいです。国内・海外挙式から、二次会パーティーまで、オールマイティーで使えるフォーマルなデザインです。海外挙式と国内での1.5次会の連続使用で、引き合いがありました。

 上・中・下の三つ揃えとネクタイともに、すべてオフホワイトです。二次会プランは、シャツがオプション扱いだから、お持ちのカラーシャツでおしゃれを楽しまれてはいかがでしょうか?

2010/09/26(日) 衣装の製造工程は複雑

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 ひとつの製品をひとつの工場で製造していることは稀です。素材はもちろんですが、加工も分業があたり前なのが、製造業の常識です。自動車しかり、家電製品しかり…

 衣装では、和装がその典型です。白地屋・染屋・仕立屋・帯屋など、すべてが専門職で、分業で成り立っています。それに、小物類が加わるから、全体では膨大な数の職人や企業が関わっています。

 その点、ドレスは一部を除いて、ひとつの工場で作られます。素材さえ揃えば、あとは縫製が作業の大半です。刺繍などの装飾も、同じ工場内で済ますことが多いと聞きました。

 別の工場で作られるのは、この間 話題にしてきたグローブなどの小物類です。外注品が増えると、製造コストが上がります。アクセサリーの製作が遅れて、納期に影響することもあるようです。

 メンズ衣装もドレスと同じかと思ったら、意外にも分業の固まりでした。上着・ベスト・ズボンは、別々に作られるのが普通だそうです。
 同じ工場内で一貫生産で作られるのは、量産品だけのようです。アパレル系は、工場の規模自体が違うんだとか…

 ズボン1本作るのも、縫製と裾上げは別の工程です。仕立てたズボンを裾上げ屋に持ち込んで、股下を合わせるんですね。裾上げなしで納品できれば、かなり楽だと言います。

 ネクタイもポケットチーフも、専門の工房で作られます。メンズメーカーは、デザインを起こし生地をロッドで押さえて、各工房へ仕事を割り振るのが主な仕事です。

 海外縫製の量産品は、コストは安く上がりますが、1着ごとのサイズオーダーができません。やはり国内の工房で、コツコツ作るやり方でないと、細かい対応は無理でしょうね。

2010/09/25(土) ドレスのグローブは難しい

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 取引先のアトリエにも、カラーグローブのフィンガーレスが作れないか聞いてみました。すぐにメールで返事がきて、いままで作ったものは、すべて失敗に終わったとか…

 理由は素材です。ドレスと共生地で作らせたものの、伸縮性のない素材だと、どうしてもフィット感が出ないと言います。同じオーガンジーでも、ドレスとグローブでは素材が違います。

 カラードレスの色に合わせたグローブを作るには、サンプルを持ち込んで、似た色に染めるしかないそうです。染色はまた別の工程になります。1着だけのために別注で作ると、高いものにつきます。

 そのアトリエでは、未使用のフィンガーレスがいっぱい残っているそうです。ドレスの生地で作らせたからでしょうね。ピッタリとフィットするケースは少ないみたいです。とくに手首のフィット感が大事なんだとか…

 ネイルアートをする花嫁が増えてきたので、カラードレスのグローブは、あまり利用されないそうです。小物がオプションだと、わざわざ借りるひとは少ないのかも?

 FUGAでは、カラードレスのグローブも無料レンタルです。謳ってある以上は、ちゃんと用意しないといけません。ドレスとの色合わせには、いつも苦労しています。

 お客様のご要望が少ないようなら、別の小物に振り替えたほうが喜ばれるかもしれませんね。とはいっても、ヘッドドレスやネックレスセットは、もともと付いているし…

 妙案だと思ったフィンガーレスのカラーグローブは、早々に暗礁に乗り上げた形です。

2010/09/24(金) カラーの指なしグローブ

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 別件でドレスメーカーに電話したときに、カラーグローブのフィンガーレスがなぜないのか聞いてみました。やはり、グローブは別工場に依頼しているそうで、あまりセット化したくない口ぶりです。

 前回入れたピンクの新作ドレスには、同じ色のショートグローブが付いていました。出来合いのものを染めるか、ある程度まとまった数を作るか、いずれにしても手間とコストがかかるようです。

 カラードレスのグローブは、どのショップも苦労していると思います。ピッタリ合う色がなかなか見つからないからです。同じ素材のグローブがあれば、小物合せのときに助かります。

 結婚指輪をはめたままで着けられるし、ネイルアートも見せられるから、カラードレスこそフィンガーレスのグローブが喜ばれると思います。ロンググローブは、とくに色合せが難しいしね。

 「フィンガーレスのカラーグローブをほとんど見たことがない」と言うと、メーカーの社長も「言われてみれば確かにそうですね」との反応。いままで考えたこともなかったそうです。

 5本の指がないフィンガーレスなら簡単にできるのでは?と聞いたら、一度デザイナーに相談してみる、との返事です。言ってることの意味が通じたみたいです。

 2着目にカラードレスを着る花嫁が減っているように感じます。和装ブームの影響もあるでしょうが、ウェディングドレスほどの思い入れがないせいかもしれませんね。

 ドレスメーカーから、新しい提案が出てくるのを期待したいところです。