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良いドレスを求めて三千里

2008/12/01(月) 留袖の家紋染め

2008_12
 新メニューの親族衣裳がスタートして、先週早速、レンタルの依頼がありました。モーニングコートと黒留袖のセットです。

 注文してあるモーニングは、今月中旬の仕上り予定だから、現物なしで写真と生地見本を見て決めてもらいました。
 留袖は仕立て上っていたので、裾柄と帯は実物を見て決めてもらいました。

 仕立て上りといっても、家紋はまだ染め抜いてありません。袋帯も帯芯を入れて仕立てないと… まったくの新品です。
 すぐに呉服の卸屋に依頼しました。

 黒留袖の家紋は、五三桐(ごさんのきり)にしました。西日本ではもっともポピュラーな女紋です。昔から、身内で貸し借りしても構わない…とされているので、自分の紋をもたない女性は五三桐にすることが多いようです。

 桐は、鳳凰がとまる木とされ、朝廷の替え紋にも使われています。歴代の為政者に下賜されています。五七桐(ごしちのきり)の御紋です。
 織田信長は室町幕府(足利氏)から、豊臣秀吉は信長と朝廷の両方からもらいました。徳川家康は下賜を辞退したとか…

 名古屋まつりで秀吉の乗る山車の正面には、五七桐の家紋がデカデカと掲げてあります。屋台の上には金色の「千成瓢箪」の飾りが…
 秀吉は派手好きですね。

 仕立てを頼んだ卸屋の社長によれば、秀吉は勝手に桐の家紋を使う者を打ち首にしたそうです。
 通説では、功労のあった家臣の多くに与えた、といわれています。かなり奮発してバラまいたみたいです。値打が下がるといけないので、厳しく取り締まったんでしょうね。

 FUGAが定番にする五三桐は、五七桐から花数を減らした簡略形です。打ち首になる心配はありません。

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