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良いドレスを求めて三千里

2008/03/13(木) 十三参りと引き振袖

2008_03
 昔からの風習で、ある地域にだけ根付いているものがあります。十三参りもそのひとつです。数えの十三ですから、いまなら今年卒業の小学校6年生です。
 毎年旧暦の3月13日(新暦の4月)に虚空菩薩に詣でる慣わしで、別名「知恵もらい」ともいわれています。ちょうど元服の時期と重なるので、このころに大人の仲間入りをしたようです。

 昔から定着していたのは関西方面中心で、京都嵐山の法輪寺が有名です。あとは関東の一部くらいですかね。
 関西では、昔は七五三よりも十三参りのほうがポピュラーな行事だったようです。七五三が大衆的な行事になったのは、子供写真館が宣伝するようになってからで、それ以前は一部の特定階層だけが行なうものでした。

 京都界隈の衣裳メーカーや商社のひとと話をしていると、「十三参りの時期ですなぁ」という言葉が何の抵抗もなく出てきます。こちらは「えっ、十三参り?」という感じです。歴史と文化の違いですね。

 最近では、写真館・写真スタジオが十三参りを宣伝するようになりました。七五三の次を狙っているわけです。なぜか女子のきもの姿の宣伝ばかりです。本来は、男子も十三参りの対象なんですが…

 婚礼衣装で最近流行りの「黒引き振袖」も似たような展開です。昔は武家の婚礼装束でした。メーカー・衣裳店・ブライダル誌などがこぞって宣伝し、定番化しつつあります。
 白無垢・色打ち掛けと違って、洋髪でも格好がつくので、面倒なカツラなしでも着られます。お色直しの時間が短く済むのも、ゲスト重視の風潮に合っているようです。

 婚礼衣装には、リース&リースといって業者向けのレンタルをしていることろがあります。打ち掛けや白無垢は、そこそこ安く借りられるのですが、引き振袖は高いですね。写真撮影で借りるだけでも式当日並みのお値段です。きもの自体の原価は、色打ち掛けとそれほど変わらないはずですが…

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