ようこそゲストさん

良いドレスを求めて三千里

メッセージ欄

2008年3月の日記

2008/03/17(月) 店内を配置替え中

2008_03
 只今、FUGAの店内什器を移動して、配置替えを行なっています。お客様は毎日おいでになるので、予約の合間を縫って少しずつやってます。完全予約制だから、空いた時間帯に集中してやるようにしてますが、なかなか前に進みませんね。

 それでも、最終フィッティングのかたには、「あれっ?変わったね」といってもらえるところまできました。
 ドレスショップというのは、そう何回も続けて来る所ではないので、店内の変化に気づかなくても不思議ではありません。でも、小物アクセサリーの什器や配置が替わると、結構目立つみたいです。気にして見てもらっているんでしょうね。

 姿見(ミラー)の位置を変えるつもりでいますが、これはちょっとした補強工事が必要なので、最後になりそうです。
 現在の位置だと小物合わせのときに、やや遠い気がするので、少し前に出す予定です。数十センチのことですが、多少でも使いやすくなるなら…と変えることにしました。

 販売用の小物ケースは、まだ中身がガラガラの状態です。仕入先と打合せしながらやってるので、あと10日くらいは掛かりそうです。
 暇なら早くできるんですが、営業上は忙しいほうがありがたいです。痛し痒しといったところですね。

2008/03/16(日) 試着ドレスのコレクション

2008_03
 ウェディングドレスを着ることは、一生にそう何回もありません。普通は1回だけのつもりのはずです。だから、試着したドレスでもいいから、写真に残しておきたい気持ちはよくわかります。

 できるだけ写りがよくなるように、改善したいと考えています。あとでよそと比べてみて、写りが悪かったらマイナスイメージですからね。

 几帳面なかたは、プリントをミニアルバムにきちんとファイルしていて、見せてくれることもあります。思わず「おっ!このドレスいいじゃないですか」なんていってしまうことがあります。

 業界関係者のなかには、「えっ!そんなこと言うんですか」とビックリするひとがいますが、よそのドレスにケチをつけるようなコトしちゃいけません。いいドレスは認めてあげないとね。
 最後に決めるのは、業者じゃなくてユーザーですから…

 結婚式によばれて行ったら、ウェルカムボードに試着したドレスの写真がいっぱい貼ってあった…なんて話を聞いたことがあります。
 「こんなにいっぱい試着して決めたのよ!」、ということでしょうか。ある意味では微笑ましいことだと思いますが、ドレスショップの立場からすると、ちょっぴり複雑な心境です。

 「運命の一着!」と大げさなことは言わないまでも、お気に入りの一着を見つけてもらいたいと思って、何着も試着を手伝わせてもらっています。ドレスのコレクションのためだったら、ちょっと虚しいですね。

 前に立ち寄ったお店のドレスがまったくダメで、「こんなの消しちゃえ!」と、せっせと画像データを消去していた花嫁さんもいましたね。
 コレクションして欲しいとは思わないけど、ウチのドレスも一緒に消されてしまわないよう、がんばらないとね。

2008/03/15(土) 写真が撮れる照明

2008_03
 試着時の撮影場所を広げるなら、照明のことも考えないとね。

 式場は、大抵タングステン(電球)照明なので、それに近い電球色の蛍光灯にしてあります。普通の白色や昼光色に比べて紫外線の量は少ないはずですが、念には念を入れてすべて「UVガード」をかけてあります。
 紫外線はドレスにとって大敵ですからね。何もしないで放っておいたら、すぐに電球ヤケしてしまうでしょう。

 蛍光灯は、人間の目に感じない「輝線スペクトル」というのが出ていて、写真に撮ると緑色に濁ります。電球照明ならデジカメの自動補正でキレイに撮れますが、UVガードがかけられないので、店内照明には使えません。
 スポットライトは、お客様が試着するときだけ点けるように注意しています。(電気代をケチっているわけではないので、ご理解を)

 試着スペースだけ、美術館で使う高演色性タイプの蛍光灯に替えようかと考えています。デジカメなら、いまよりも自然な発色で写るはずです。
 目に見えないところでも、写真の写りに影響することなので、多少の出費はやむをえません。試してみる価値はあると思います。

 試着時に一眼レフを持参されるかたは、ほとんどいません。絞りがマニュアルで設定できるカメラだったら、業務用のストロボがあるので、キレイに撮れるんですが…
 まずは、蛍光灯を替えてみてからですね。

2008/03/14(金) 試着時の撮影スペースを拡大

2008_03
 FUGAでは、試着時の撮影は自由です。ショップによっては「撮影禁止」にしているところがあるそうですが、あとでどうやって見比べるんでしょうね。デザインの保護なのか、他店への情報流出防止なのか、理由はよくわかりません。

 写真を撮るためには、そこそこ広いスペースが必要です。ウチはそんなに広い店じゃない(ハッキリ言って狭い!)ので、皆さん苦労してましたね。近いうちに什器を移動して、試着時の撮影スペースを広げようと考えています。

 狭いといっても、片付ければ写真スタジオ1面分くらいの広さはあります。モデルを使ったパンフレットの写真は、店内で撮りました。業務用のストロボセットもあるので、その気になれば本格的なスタジオ写真が撮れないこともありませんが…

 変更ついでに、レンタル用の小物アクセサリーがよく見えるように、全面ガラスの什器を手配しました。一度に全部見れたほうが便利ですよね。
 並のショーケースですが、入れ物にあまりお金を掛けないで、中身を充実していきたいと思います。

 アクセサリーにこだわりのある花嫁さんは多いですね。ドレスを決めるときよりも、小物合わせのほうが時間が掛かった…なんてことは、よくあります。無料レンタルだからといって、安物中心で身を固めるようなケチなことはしてませんから、迷う気持ちもよくわかります。(また宣伝口調になってきた!)

 姿見の周囲が広くなったら、物を置かないようにしないとね。場所が広く空くと、つい物を置いてしまうのが悪いクセです。注文してある新作ドレスが入ってきたら、どこに並べるのかも考えないと…
 いまあるドレスを何着かハネるしかないですかね。

2008/03/13(木) 十三参りと引き振袖

2008_03
 昔からの風習で、ある地域にだけ根付いているものがあります。十三参りもそのひとつです。数えの十三ですから、いまなら今年卒業の小学校6年生です。
 毎年旧暦の3月13日(新暦の4月)に虚空菩薩に詣でる慣わしで、別名「知恵もらい」ともいわれています。ちょうど元服の時期と重なるので、このころに大人の仲間入りをしたようです。

 昔から定着していたのは関西方面中心で、京都嵐山の法輪寺が有名です。あとは関東の一部くらいですかね。
 関西では、昔は七五三よりも十三参りのほうがポピュラーな行事だったようです。七五三が大衆的な行事になったのは、子供写真館が宣伝するようになってからで、それ以前は一部の特定階層だけが行なうものでした。

 京都界隈の衣裳メーカーや商社のひとと話をしていると、「十三参りの時期ですなぁ」という言葉が何の抵抗もなく出てきます。こちらは「えっ、十三参り?」という感じです。歴史と文化の違いですね。

 最近では、写真館・写真スタジオが十三参りを宣伝するようになりました。七五三の次を狙っているわけです。なぜか女子のきもの姿の宣伝ばかりです。本来は、男子も十三参りの対象なんですが…

 婚礼衣装で最近流行りの「黒引き振袖」も似たような展開です。昔は武家の婚礼装束でした。メーカー・衣裳店・ブライダル誌などがこぞって宣伝し、定番化しつつあります。
 白無垢・色打ち掛けと違って、洋髪でも格好がつくので、面倒なカツラなしでも着られます。お色直しの時間が短く済むのも、ゲスト重視の風潮に合っているようです。

 婚礼衣装には、リース&リースといって業者向けのレンタルをしていることろがあります。打ち掛けや白無垢は、そこそこ安く借りられるのですが、引き振袖は高いですね。写真撮影で借りるだけでも式当日並みのお値段です。きもの自体の原価は、色打ち掛けとそれほど変わらないはずですが…

2008/03/12(水) ドレスを見る目とは

2008_03
 ドレスを手に取って見てもらえばわかる…なんて大見栄を切りましたが、実際にドレスの品質がわかるお客様は少ないですね。デザインの好き好みや試着時のフィット感は、皆さんある程度わかるようです。でも、ドレスの良し悪しを見抜けるひとはあまりいません。

 2年経って、こちらがやっとわかってきたくらいですから、それは無理もないことです。先輩格のひとたちに教えてもらいながら、試行錯誤でやってきました。その内の何人かにドレスの写真を見せて、「お、なかなかいい筋じゃん」とのお墨付きをもらえたので、自信がつきました。無理して高いドレスを入れた甲斐がありましたね。

 FUGAがオープンする前に、とあるセルドレス専門のお店を視察したことがあります。同行のスタッフに「ウチで要るドレスがあれば…」といったら、「ここには一着もありません!」との返事。確かに安っぽい感じは受けましたが、それにしても1着もないとは…

 あとで業界関係者にその話をすると、「ドレスがわからないひとも結構いるんですよ」だって! ウェディングドレスと一口にいってもピンキリです。そのクラスのドレスを購入したひとは、「それでよし」と判断したのでしょう。価値観は人それぞれです。それを非難することはできません。

 このブログがスタートしたころに紹介した、本物志向の写真館のN氏にいわせれば、「本物の高級ドレスは以前は60万円くらいだったが、いまでは80万円以上出さないと…」とか。
 残念ながら、ウチにはそのクラスは置いてありません。そんな高いドレスを借りるひとはFUGAには来ませんからね。

 いくら晴れの結婚式でも、100g何万円もする高級和牛を披露宴の料理に出すひとは少ないと思います。普通のひとの価値観で、良いドレスをリーズナブルに…というのが、FUGAのスタンスです。 

2008/03/11(火) FUGAはドレスの駆込み寺?

2008_03
 ドレスの販売・レンタルを始めて、もうすぐ2年になります。この間、試行錯誤の連続でした。仕入先からのアドバイスやお客様からのご要望を聞きながら、ウチなりのスタイルを確立してきました。

 そのなかで、一番参考になったのは、お客様の生の声です。駆け出しのあまり知名度のないFUGAにおいでになる方は、大抵何軒かのドレスショップを周ってみえます。
 具体的にどこのショップかは聞きませんが、「こんなことを言われた!」という不平不満をずいぶん聞かされました。まるでドレスの駆込み寺みたいです。お客様の話された内容はヒミツですから、詳しくは紹介しませんが、反面教師として参考になりました。

 ひとの口に戸板は立てられません。ウチもよそで同じようなことを言われないように、絶えず襟を正していきたいと思います。

 でも、お客様の要望にすべて応えようとすると、営業上、無理を生じることがあります。「良いドレスをリーズナブルに…」がFUGAのコンセプトですが、「良いドレスを激安価格で…」というわけにはなかなかいきません。

 良いドレスは、やはりそこそこの価格になります。レンタル業というのは、1回貸して元を取り、2回目から利益を出す…というのがセオリーだと聞きました。実際は1回で元を取れるのは稀で、2回目のレンタルでやっといくらか利益が出せるというのが普通のようです。

 ハコ(式場)と提携している衣裳店は、紹介手数料が発生するので、どうしてもその分高めの価格設定を余儀なくされます。「よそで1着25万円なんて言われた」と嘆く方がおいでになりますが、別に暴利でも何でもないと思います。そこから通常3割(なかには5割)も手数料を取られたら、1回で元を取るのは難しいでしょうね。

 FUGAは営業実績がまだ浅いので、幸か不幸かハコとの提携はありません。だから低料金の設定のままでもなんとか頑張れます。
 それでも高額ドレスを定額のセットプランでレンタルすると、2回はおろか3回レンタルしても元が取れないことがあります。レンタルドレスの寿命は、せいぜい3−4回転ですから、採算上はかなり厳しいですね。

 オープン間もないころは、高額のドレスは、セットプランの対象外にしていました。せっかく気に入ったドレスがあったのに、「あ、これは対象外」ではお客様はガッカリします。
 結局、すべて適用OKにしてしまいました。さらにマズイのは、それから後に仕入れたドレスが、高いものが多かったことです。ドレスを選んだのが、仕入価格に頓着のない若いスタッフなので、致し方ありませんが…

 なんか、知らず知らずのうちに、FUGAの宣伝になってしまいました。実際に来店して、ドレスを手に取って見てもらえば、わかることですけどね。