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良いドレスを求めて三千里

2008/12/02(火) 冠婚葬祭の装束

2008_12
 家紋の染め抜きを依頼した卸屋の社長から、面白い話を聞かせてもらいました。冠婚葬祭の装束の色についてです。

 現在は、葬式に黒を着るのが常識とされていますが、昔の装束は白だったそうです。そういえば、棺おけに入る仏さんは白装束ですね。頭に三角の鉢巻をしています。

 昔から、新しい旅立ちには白を着るのが慣わしだとか…
 例えば、四十八ヵ所巡りのお遍路さんは白装束です。葬式も新たな旅立ちだから、白を着るんだそうです。

 江戸時代は葬儀の参列者も白装束だったそうです。葬式には黒…というのが定着したのは、明治になってからだと言ってました。
 皇室が英国に倣って洋装にしたのが起源だそうです。葬式に白のきもの姿では西洋人にバカにされる…という意識から、黒装束に変わったといいます。

 一方、昔の冠婚は黒が基調だったといいます。
 武家の花嫁が黒の引き振袖というのは聞いたことがありますが…

 婚礼に着る黒留袖は、本来は絵柄がなかったそうです。葬式が黒装束になったので、一緒ではおかしいと、裾に飾りをつけたのが始まりとか…
 モーニングコートの黒ベストに白襟をつけたのと同じ発想ですね。

 花嫁が白無垢を着るのは、世間一般では「何色でも染まる」という意思の表われ、とされていますが、これは俗説だとか…
 卸屋の社長によれば、後から取って付けた「こじつけ」なんだそうです。

 花嫁が白無垢を着るのは、「新たな旅立ち」だからでしょうか?
 旅立つのは花嫁一人だけです。あとの人は黒装束でよかったんでしょうね。

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